この世

グリム童話みたいに、
幸せな美しい絵が描かれたページ

悍ましい魔女に喰われそうになるシーン

継母に虐められるシーン

これらは、現代用にかなり見やすく作られているということを聞いたことがある

きちんと完結される

安心して読み聞かすことができる。

幸せな結末。


それはキチンとした時系列で並んでおり、
起承転結でうまく締めくくられる。

それというのは、物事がトントンと運び
何年スパンの物語であるかというのは意味にはなく、
常に数分間の架空の夢物語に連れ去られている。

いつもモブは皆同じ意識のもと動いているかのような簡潔さ
誰一人として、その状況を
「私はそうではないと思う」と発言する様な者はいなく、キャラクター内での争いはありながらも、最終的にはきれいに完結される。なんとも純粋な一概な幸せな、平和なものだ。

これはきっと、その幸せな一部の切り取りを見ているのだろう
みる角度で自分の人生が幸せか不幸せか決まる等とよく言うが
そうなのかもしれない
きっと、グリム童話も見えてるのは幸せな切り取りの一部分だけだ。
だから、幸せな部分だけ切り取りたい、そこだけ必死に見ていれば、
この世を離脱することなくいれる

どうだろう
この世のだれからも羨まれるような幸せを持っていながらも、同時に耐えがたい不幸も同時に感じているとしたら。

幸せや不幸せの大きさや感じ方は、一旦置いておこう。
もっと不幸な人がいる、もっと貧しい人がいる、そんな話はうんざりだ

グリム童話の、美しさ儚さ、愚かさ、幸せ、平和、闘い、残虐さ

すべてが同時に一瞬の切り替えで常にそれがある状態だったら

あなたはどうする。



わかやまもえのこと。

Instagramでは言えない、イラストを描いてる時のほんとの気持ちなど語っていきます。 需要があるかどうかは一旦おいておきます

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